四月に入ると、 真新しいスーツに着られた? 初々しい若者で街が賑わいます。
当グループでも、 今年初めて 大卒の大工さん志望者、 そして若干名の内勤志望者が
入社しました。 初日から始まった研修に、今までとは違った自分を発見している様子が
見てとれます。
また 日本人女性二人目の宇宙飛行士 山崎直子さんが宇宙へ飛び立ちました。
宇宙のディスカバリーで初の日本人同士が対面いたします。 ママさん宇宙飛行士誕生。
昔では考えられないようなことではないでしょうか? 新聞を読むと、 宇宙管制士志望の旦那様が
宇宙飛行士の夢が目前にある山崎さんに代わり、 会社を退職し、 子育て・家事を一手に
引き受けたまさに家族全員で勝ち取った宇宙への夢の実現です。 それぞれに色んな想いが
詰まったすごい出来事だと思いました。 最近読んだ本で、 松永真理さんの「なぜ仕事をするの」
の一節にとても興味深い内容がありました。 というのも、結婚をマズローの法則にたとえてみよう。
というものです。
心理学者マズローは、人間の欲求を五つの段階に分けています。 まず
ひとつめが 生理的欲求 = 本能的・肉体的な欲求
ふたつめが 安定の欲求 = 安定した生活をおくりたいという欲求
みっつめが 愛情の欲求 = 愛する欲求
よっつめが 自尊の欲求 = 自分自身の品位を保つ欲求
いつつめが 自己実現の欲求 = 自己実現させたいという欲求
という具合です。
この五つの欲求は断層的な秩序をなしていて、人間はもっとも切実でかつ優先権を
もった欲求を満たすと、次の断層の欲求へと向うということです。
では、 結婚版「マズローの法則」とは、 どんな法則かといいますと、
たとえば、 奥様の帰宅が遅くなり夕食ができていないことに対して不機嫌になっている
旦那様がいるとすると、 それは生理的欲求が満たされないという第一階層。
次に旦那様のお給料が安定して増えないことをボヤいたり、不安がる奥様は、生活を
安定させたい欲求の第2階層。といった具合に夫婦関係において、 それぞれの一番
強い欲求をあてはめてみましょうというものです。 上記の旦那様と奥様は
階層1×階層2のご夫妻といえます。 みなさんはいかがですか?
筆者は結婚するならマズロー5の男性、女性を探すべしと推奨しています。
まさに宇宙飛行士の山崎夫妻がその例ではないでしょうか?
おそらく奥様は今後旦那様の夢の実現に向けて、全力をつくされるような気がいたします。
最近そのようなカップルが増えているのではないでしょうか? 家という時代から個の時代へ、
本当にさまざまな形態があります。 私自身 マズロー5の女性になれるよう 日々、心を高めて
いきたいと思います。