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レンガ建築の家のメリットとは?100年経っても大丈夫?

レンガ建築の家のメリットとは?100年経っても大丈夫?

これから家づくりを検討されている方の中には、どんな家を建てたら後悔しないのかとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そもそも、家の構造には木造、コンクリート造、レンガ造など、様々な構造があります。

そこで今回の記事では、レンガの家を専門的にご提供している「せらら工房」が、レンガ建築の歴史やレンガの家の具体的なメリット・デメリットなど、レンガの建築物について詳しく解説します。
レンガ建築の家も家づくりの選択肢として検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

 

レンガ建築とは?

レンガ建築とは、主に外壁にレンガを使用している建築物のことです。
日本の建築物というと、木造やコンクリート造などのイメージが強いですが、世界規模で見ると、レンガ建築は非常に多くの国・地域で建てられています。
実際日本でも、東京駅の駅舎や、横浜の赤レンガ倉庫などにおいて、レンガ建築が採用されています。
レンガ建築は耐久性が高かったり、室内温度を快適に保ってくれたりと、多くのメリットがあります。

レンガ建築の家のメリットとは?100年経っても大丈夫?・レンガ建築の東京駅

レンガ建築の東京駅

 

レンガ建築の歴史

レンガ建築の歴史は古く、紀元前4,000年頃の古代メソポタミアでは、既に日干しレンガが使用されていたといわれています。
その後、より強度の高い焼成レンガが生まれ、古代ローマ時代には、建物や道路など、至るところでレンガが使用されていたようです。

レンガ建築の家のメリットとは?100年経っても大丈夫?レンガ建築の横浜市の赤レンガ倉庫

レンガ建築の横浜市の赤レンガ倉庫

そして日本にレンガが伝わったのは、幕末から明治初めの頃とされています。
その後、住宅を含め、日本でも多くの建築物でレンガが採用されました。
しかし、関東大震災で多くの建物が倒壊し、単なる「積みレンガ」では耐震性が確保できないという理由から、長らくレンガ建築が作られない時期が続きました。
ただし、現代では建築方法の工夫により、耐震性は高まっています。

レンガ建築の家のメリットとは?100年経っても大丈夫?レンガ建築の横浜市開港記念会館

レンガ建築の横浜市開港記念会館

 

レンガ建築の家とは?

レンガ建築の家とは、外壁にレンガを使って建てられた住宅のことです。
上述の通り、日本においてレンガ建築は耐震性の問題から、一度その数を減らしました。

しかし近年では、構造部分を木造にしたり、レンガ同士を鉄筋で繋いだりすることで、高い耐震性が確保できるようになりました。
そのため、現代のレンガ建築の家はむしろメリットが多く、マイホームとして選択する人が増えているのです。

たとえば「せらら工房」の場合、内側の躯体には木造軸組工法を採用し、鉄筋を通したレンガを、熟練の職人が1つひとつ丁寧に積み上げて作っています。
その工夫により、現代の耐震基準を満たしつつ、おしゃれで快適に過ごせる住環境がレンガの家によって実現されています。

レンガ建築の家のメリットとは?100年経っても大丈夫?レンガ建築の家とは?

 

レンガ建築の特徴・メリット

レンガ建築の家には、木造やコンクリート造では得られない様々なメリットがあります。
ここでは、代表的な6つのメリットについて、詳細を確認していきましょう。

 

メリット① 100年経っても大丈夫な耐久性

レンガ建築の家は、その耐久性の高さが大きなメリットです。
一般的な家は、おおよそ25~30年ほどが平均寿命だといわれています。
そのため、新築でマイホームを建てたとしても、老後も継続して住み続けるためには、リフォームなどのテコ入れが必要となります。

一方、レンガ建築の家は耐久性が高いので、100年以上にわたって、子の代、孫の代と住み続けることが可能です。実際、ヨーロッパのレンガ建築では、何代も前から住み続けているところが少なくありません。
地震に耐えられる構造で建築すれば、レンガ建築の家はヨーロッパ同様、非常に長い年月に渡って住むことができるのです。

 

メリット② 長年使っても劣化しないメンテナンスフリーの外壁

レンガ建築の家は、外壁がほとんど劣化しないので、長年メンテナンスフリーで使える点もメリットです。
外壁が木材やコンクリートの場合、壁面には保護のための塗装が施されています。
長年使っていると、風雨によって塗装が剥がれてくるため、景観を保つため、そして中の構造体を守るためには、10~30年に1回は塗り直しが必要となります。

一方、レンガ建築の場合、外壁に使われているレンガはほとんど劣化しないので、メンテナンスを行う必要がありません。
むしろ、長年使い続けたレンガ建築の外壁は、深みが増して、よりおしゃれな雰囲気になるでしょう。

 

メリット③ 暑い夏から寒い冬まで、1年中快適に過ごせる

レンガ建築の家のメリットとして、レンガの耐熱性の高さの恩恵で、1年中快適に過ごせる点も挙げられます。
レンガは粘土を主材料にして焼成されていて、その内部には細かい穴が開いています。そのため、レンガを外壁に使用すると、その穴の中に夏の暑気や冬の冷気が溜め込まれるので、室内が常に快適な温度になるのです。

その結果、レンガ建築の家に住むと、外界の影響をあまり受けることがなくなり、エアコンやヒーターなどの使用機会も少なくなるため、光熱費の節約に繋がります。

レンガ建築の家のメリットとは?100年経っても大丈夫?レンガ建築の施工事例

レンガ建築の施工事例

 

メリット④ おしゃれなデザインを楽しめる

レンガ建築の家のメリットは、そのデザイン性の高さにもあります。
レンガは重厚感のある建材なので、外壁に使用すると、木材やコンクリートとは一味違う、おしゃれな雰囲気に仕上がります。

雰囲気も西洋のイメージとなり、強いインパクトのビジュアルになります。
門柱や玄関アプローチなどのエクステリアもレンガにしたり、室内にもレンガの意匠を取り入れたりすると、よりエレガントな住環境が実現できるでしょう。

 

メリット⑤ 地震大国日本でも安心な耐震性の高さ

レンガ建築の家は、地震が多く発生する日本でも安心な、耐震性の高さもメリットです。
かつてのレンガ建築は、レンガを手で積み上げ、間をモルタルで固めただけのシンプルな構造でした。そのため、強い地震が来ると、一部にヒビ割れが生じて倒壊する恐れがあったのです。

しかし、現代のレンガ建築の家は、それとは異なる造りです。
現代のレンガ建築の家は、個々のレンガに穴を開け、そこに鉄筋を縦横に通すことで、全体をがっちり固定させています。その結果、強い地震が起きたとしても、一部が崩落する可能性が格段に低くなりました。

実際、「せらら工房」の手掛けるレンガ建築の家は、病院や学校と並ぶ耐震等級3という高い耐震性を実現し、阪神大震災の1.5倍もの大震災に耐えることが可能です。

≫レンガ積み3次元耐震実験の様子はこちら

 

メリット⑥ 900℃の熱にも耐える耐火性の高さ

レンガ建築の家のメリットとして、耐火性の高さも挙げられます。
レンガ建築で採用されているレンガは、粘土などを高温で焼き上げて作っているため、熱に強い性質を持っています。そのため、万一火災が発生したとしても、外壁がそれによって燃えることがなく、安全に避難できる可能性が高まります。

「せらら工房」の建てるレンガ建築の家の場合、防火性能チェックをした結果、900℃近い熱の90%をカットできることが判明しました。

≫防火性能チェックの詳細はこちら

 

レンガ建築の家で後悔しやすいデメリット

レンガ建築の家には以上のように、多くのメリットがあると同時に、注意すべきデメリットも存在します。レンガ建築の家で後悔しないためには、デメリットを事前に理解し、それらを最小化していくことが大切です。
ここでは、代表的な4つのデメリットについて、詳しく確認していきましょう。

レンガ建築の家のメリットとは?100年経っても大丈夫?横浜市港南区 レンガ建築の家の施工実例

横浜市港南区 レンガ建築の家の施工実例

 

デメリット① 価格が高く、工期が長くなりやすい

レンガ建築の家は、建てる際の価格が高く、工期が長くなりやすい点に注意が必要です。
レンガで家を建てる場合、坪単価はおおよそ70万円ほどとされています。また、構造体を木造で制作したり、レンガを1つひとつ積み上げたりする工程に時間がかかるため、工期も一般的な相場より長くなります。

しかし、坪単価に関しては、木造に比べれば高いですが、鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べれば、決して高くありません。
100年先までの耐久性を持つ建築方法であるため、工期が数週間長くなったとしても丈夫なマイホームが手に入ると考えれば、大きなデメリットとはいえないでしょう。

 

デメリット② 建築後の間取りリフォームが難しい

レンガ建築の家は、完成した後で間取りをリフォームするのが難しい点に注意しましょう。
先述の通り、現代建てられているレンガの家の外壁は、縦横に鉄筋が通っています。そのため、後から取り壊すのが難しく、一部だけであっても大規模な工事が必要となります。

しかしこれは、それだけ外壁が丈夫だというメリットの裏返しです。
そのため、レンガ建築の家を建てる際は、孫の代まで使い続けるイメージで、リフォームの必要がない、普遍的な間取りを意識しましょう。

 

デメリット③ 蓄熱性の高さから夏の夜間は暑くなりやすい

レンガ建築の家は、夏の夜間に室内が暑くなりやすい点に要注意です。
夏の日中は、レンガの蓄熱性によって、外気の暑さを外壁が吸い取ってくれます。しかし、そこで蓄えられた暑気は8~10時間程度で再び放出されるので、ちょうど夜間頃に室内が暑くなる可能性があるのです。

しかし、これは外壁に断熱材を入れるなど、建築時に工夫を施せば、十分に避けられるデメリットです。
そのため、新築でレンガ建築の家を建てる際は、細部にまで工夫を施してくれる、信頼できる業者に依頼しましょう。

 

デメリット④ レンガ建築に対応していないハウスメーカーが多い

レンガ建築の家は建てるのが難しいので、対応していないハウスメーカーが多い点にも注意しましょう。
日本においては、まだまだレンガ建築は少数派の建物です。そのため、木造や鉄筋コンクリート造などで実績のある大手ハウスメーカーでも、レンガ建築についてはノウハウがなく、建築できないケースも少なくありません。

そのため、マイホームをレンガ建築で建てようと思った場合は、十分な実績を持つ工務店に依頼するのがおすすめです。
たとえば「せらら工房」の場合、百年健康住宅を合言葉にして、横浜を中心に数多くのレンガ建築を手掛けてきました。
これから新しくレンガ建築の家を建てたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

おしゃれなレンガ建築の家の施工実例

最後に、「せらら工房」がこれまでに手掛けた、おしゃれなレンガ建築の家の施工実例を2つご紹介します。
レンガ建築の家にご興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

レンガ建築の家のメリットとは?100年経っても大丈夫?おしゃれなレンガ建築の家の施工実例

おしゃれなレンガ建築の家の施工実例

 

おしゃれなレンガ建築の家①

こちらのレンガ建築の家は、ヨーロッパの建物を彷彿とさせる、エレガントな外観に仕上がっています。
軒先や窓に丸みを持たせることで、重厚感だけでなく、優しい温かみも演出されています。

レンガ建築の家のメリットとは?100年経っても大丈夫?おしゃれなレンガ建築の家の施工実例

おしゃれなレンガ建築の家の施工実例

 

おしゃれなレンガ建築の家②

こちらのレンガ建築の家は、ヴィンテージレンガの素材感が活きた、シンプルながらもおしゃれな雰囲気に仕上がっています。
玄関アプローチや門柱にもヴィンテージレンガを採用し、手すりには相性のよいアイアン素材を使うことで、全体に統一感が生まれています。

 

まとめ

今回は、レンガ建築の家について、メリットを中心に詳しく確認してきました。
レンガ建築は何千年も前から建築物に使われていて、高い耐久性など、多くのメリットを持っています。

また、かつては耐震性に難がありましたが、現代では鉄筋を通すなどの工夫を施すことで、他の建材と遜色ない、またはそれ以上の高い耐震性を確保しています。そのため、100年経った後でも、安心して住み続けられるでしょう。

「せらら工房」では、横浜市を中心に、100年経っても安心して住める本物のレンガ積みの家を数多く手がけています。
施工実例を実際にご覧いただけるモデルハウスもご用意しておりますので、レンガの家の賃貸住宅にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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