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レンガのリノベーション事例をご紹介!費用相場やメリットをプロが解説

レンガのリノベーション事例をご紹介!費用相場やメリットをプロが解説

「レンガの家」といえば、おしゃれで重厚感があり、洋風のデザインをイメージする方が多いでしょう。リノベーションをするにあたり、レンガを取り入れた設計にはどのようなバリエーションがあるのでしょうか。

本記事では、レンガを使ったリノベーション事例をご紹介。リビングや外壁、庭などにレンガリノベーションを行った事例から、費用相場、レンガのメリット・デメリットまで詳しく解説します。「レンガを使ってリノベーションをしたいが、完成イメージや予算感が掴めない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

 

レンガを使った7つのリノベーション事例

レンガを使った5つのリノベーション事例

さっそく本題である、レンガを使ったリノベーション事例をご紹介します。

 

1. 外壁をレンガでリノベーション

外壁をレンガでリノベーション

画像引用:せらら工房

築40年の鉄筋アパートの外壁をレンガにリノベーションした事例です。外壁をホワイト調の鉄筋から「赤レンガ」にリノベーションしたことで、従来の鉄筋アパートとは全く異なるおしゃれな雰囲気が出るように。夜になって街灯が灯ると、建物に趣が表れます。

1棟だけでなく数棟のアパートを一気にレンガリノベーションしたため、街の景観にも良い影響を与えています。ヴィンテージ風に様変わりしたアパートは居住者からも好評を得ているようです。

 

2. レンガ壁で「素材感」や「開放感」を演出

レンガ壁で「素材感」や「開放感」を演出

画像引用:リノベる。

中古マンションの一室をレンガリノベーションした事例です。もともと3LDKだった間取りを2LDKとウォークインクローゼットに変更。リビングとキッチン、洗面台を仕切る壁にレンガを採用し、職人が一つひとつ丁寧に積み上げて作ったそうです。

間取りの中心に設置したレンガ壁が存在感を示しつつも、部屋全体に「素材感」や「開放感」が出ています。レンガのリノベーション範囲は小さいですが、部屋にアクセントを与える意味でもレンガは重要な存在といえます。

 

3. レンガで海外アパートメントを彷彿させる空間に

レンガで海外アパートメントを彷彿させる空間に

画像引用:りのべる。

中古マンションの内壁の一部分をレンガにリノベーションした事例です。依頼者の「開放感のある海外アパートメントのような家にしたい」に答えるべく、壁を取り払い、間取りを3LDKから2LDKに変更。リビングダイニング壁の下半分にはレンガ素材を用いており、飾り棚には世界各国のアンティークな品々が置かれています。

キッチンとリビングが別の部屋として分けられていたのが、壁を取り払い、レンガを採用することで一気に開放感のある空間に仕上がりました。

 

4. レンガを敷いたおしゃれな庭に様変わり

レンガを敷いたおしゃれな庭に様変わり

画像引用:株式会社グリーン・パトロール

庭のリノベーションの事例です。依頼主には「芝生だった庭に雑草が生い茂り、ガーデニングや家庭菜園がうまくできない」という悩みがあったといいます。

そこで雑草対策として、「レンガ敷きの庭」を提案。一度すべての雑草を取り除いて土の状態にし、設計図に基づいて、オレンジ色と黄色のオーストラリアンレンガを敷き詰めました。

複数色のレンガを混ぜることで奥行きを出し、庭全体が広く感じられるように。庭に開放感が生まれたうえ、レンガへのリノベーションによってメンテナンス頻度も減ったようです。

 

5. 寂しさを忘れられるキッチン空間に仕上げる

寂しさを忘れられるキッチン空間に仕上げる

画像引用:LIFULL HOME’S

依頼主の「亡くなった主人の面影を感じられる家に」といった思いに応えたリノベーション事例です。とくに料理中に寂しさを忘れられるよう、キッチンのシンクを庭向きにしたり、リビングを見渡せる広々とした間取りにリノベーションしました。

空間全体で「木の温もり」を感じられるよう設計し、インテリアとしての薪ストーブも用意。ストーブの後ろ面にはレンガを使った断熱加工が施されています。

 

6. ブルックリンウォールをイメージしたおしゃれな空間

ブルックリンウォールをイメージしたおしゃれな空間

画像引用:LIFULL HOME’S

レンガやタイルを用いた海外風な部屋へのリノベーション事例です。壁掛けテレビの背面をレンガにリノベーションし、ブルックリンウォールをイメージ。本物のレンガを使っており、世界各国のインテリアも相まってヴィンテージ感が強調されています。

テレビの壁がレンガ、キッチンはホワイト、リビング床は木目のブラウン調という、全体的に落ち着いていながらも、スタイリッシュな雰囲気になっています。

 

7. ホワイトレンガを使って「ナチュラル感」を目立たせる

ホワイトレンガを使って「ナチュラル感」を目立たせる

画像引用:GLOBAL BASE

和室のあった2DKの部屋を、全体に洋風テイストにリノベーションした事例です。部屋は和室から洋室に、リビングダイニングキッチンは壁一面をホワイトレンガで仕上げています。

ホワイトレンガを使うことで、木目調のフローリングの「ナチュラル感」がいっそう際立ち、植物の「緑」も生える空間に。部屋に行くためには必ずリビングダイニングキッチンを通らなければならない間取りなので、自然と家族のコミュニケーションが生まれるでしょう。居心地のよいリビング空間に仕上がっているといえます。

 

レンガリノベーションの費用相場

レンガリノベーションの費用相場

レンガリノベーションの費用は、工事の内容によって大きく異なります。本物の積みレンガでリノベーションするのか、レンガ風建材(タイルなど)を使うのかで費用は大きく変動します。

積みレンガの場合、1平方メートルあたりの材料費が4,500〜15,000円程度です。これに基礎工事や施工、足場づくりの費用が上乗せされます。タイルなどレンガ風建材を使う場合は、1平方メートルあたり4,000〜8,000円程度と費用は少し安めです。

外壁の面積が増えると使用するレンガの数も増えるので、費用も大きくなります。住宅の外壁面積を100平方メートルと仮定した場合、積みレンガを依頼すると45〜150万円が材料費です。これに数十万円の施工費や足場代が上乗せされます。

 

外壁や内壁、床をレンガにするメリット

外壁や内壁、床をレンガにするメリット

レンガのリノベーション事例をご紹介しましたが、そもそも外壁や内壁、床をレンガに変えることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

耐久性が高くメンテナンスがいらない

レンガの最大の魅力ともいえるのが、その耐久性です。そもそもレンガは粘土や岩、水など自然素材から生まれた素材。したがって紫外線に強かったり、カビや腐敗が起こりにくかったりなど、素材としての耐久性が高いのです。

古くからヨーロッパの住宅にも使われるなど「寿命の長さ」もレンガの長所。一般的な外壁のように、10年おきに塗装メンテナンスを行わなければならない、といったことは基本的にありません。経年ごとに、よりいっそう色合いや味が出てきます。

 

気温をシャットアウトしてくれる

レンガの生産はシンプルで、基本的には粘土や岩、水を練って焼き上げます。生産プロセスにおいて、レンガ内部に細かな気泡が生まれ、それが空気の層になっています。

レンガを外壁として利用すれば、無数の気泡が熱を吸収し、外部からの空気をシャットアウトしてくれます。外気をブロックしてくれるため、暑い夏は涼しく、寒い冬は暖かい空間で過ごすことができます。

 

防音性が高い

レンガは素材自体の密度が高いため、防音性にも優れています。外壁にレンガを使用すれば、外の騒音もシャットアウト可能です。電車の線路沿いや車の交通量が多い場所などでも快適に過ごせるでしょう。

外部の音をシャットアウトするだけでなく、家の中の音が外に漏れる心配も少ないです。とくに小さい子どもやペットがいる家庭だと、近隣に迷惑をかけたくない、と思うはず。レンガは、近隣とのトラブルを避けるためにもおすすめの素材といえます。

 

耐火性にも優れている

レンガの主な成分は「土」なので、耐火性に優れています。なかでも、ピザの焼き窯などで使われる「耐火レンガ」を使えば、かなりの耐火性を期待できるでしょう。外壁を全面レンガにした場合は、耐火性に強いことから、火災保険料が安くなる可能性があります。

 

レンガにリノベーションするデメリット

レンガにリノベーションするデメリット

続いて、外壁や内壁、床をレンガにリノベーションするデメリットもご紹介します。

 

リノベーションの難易度が高い

レンガで外壁を作る場合、レンガを1個ずつ積み上げなければなりません。壁自体の耐久性や遮音性は高いですが、その一方で、リフォームやリノベーションの難易度が高く、工数がかかるのがデメリットです。工法の都合上、下地とも密着してしまうため、リノベーションする際は大掛かりな工事になります。

 

対応可能な業者や職人が少ない

「レンガ」のニーズはあるものの、実際に住宅のリノベーションでレンガを使用する家庭は少ないです。したがってレンガ施工に対応している業者や職人も少ない傾向にあります。業者を選ぶだけで時間がかかったり、いざ業者を見つけても予算内での対応が難しかったりするケースが多いです。

レンガの外壁は基本的にメンテナンスが要りませんが、何かあった場合に備えて、アフターフォローが充実している業者に依頼するのが安心でしょう。

 

工期が長くなりやすい

外壁をレンガにする場合、工法上の理由で工期が長くなりやすいです。レンガを積み上げたり、貼り付けたりする場合のほとんどで「モルタル」を用います。

モルタルとは、セメントに水や砂を混ぜて練ったものです。このモルタルが乾くまでには時間がかかり、天気や気温、湿度によってモルタルの乾燥に要する時間も変化します。

雨が続けば想定よりも工期が伸びる可能性も。工期が長くなると、それだけ人件費もかさんでしまいます。

 

耐熱性の高さが弊害になることも

レンガの外壁には内外気をシャットアウトしてくれるメリットがありますが、それと同時に高い蓄熱性をもちます。室内に溜まった熱が夜になっても放出されないといった現象が起こることも。寒い冬であれば問題ないかもしれませんが、夏だと蓄熱性が裏目に出てしまう可能性があるでしょう。

 

【まとめ】レンガのリノベーション事例をご紹介しました

レンガは耐久性が高くカビや腐敗にも強いため、基本的にはメンテナンスが不要です。さらに断熱性や防音性にも優れているため、周囲を考慮しながら快適な生活を送ることができます。

外壁全体をレンガにするのはもちろん、リビングやキッチン、庭など部分的なレンガリノベーションも可能です。ご自身の目的や予算に合ったリノベーションを依頼してみてはいかがでしょうか。

レンガ住宅に特化した「せらら工房」では、関東エリアにおいてレンガのリノベーションを多数おこなっております。新築・リノベーションをレンガの家でご検討の方は、お気軽にご相談ください。きっと素敵な住まいづくりの第一歩になると思いますよ。