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メンテナンスフリーの外壁は存在するのか?お手入れを楽にする方法もご紹介

メンテナンスフリーの外壁は存在するのか?お手入れを楽にする方法もご紹介

メンテナンス不要で、定期的な手入れが要らない家の外壁があったら、美しい外観を楽に維持できると考える方も多いでしょう。しかし、そのような外壁は本当に存在するのでしょうか。

この記事では、一般的にメンテナンスフリー外壁と呼ばれる外壁材の種類や、長持ちさせるためのポイントなどについて解説します。また、メンテナンスを最小限にできる、おすすめの外壁についてもご紹介します。

これから家づくりを進める予定があり、外壁に何を使うかお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。

メンテナンスフリーの外壁は存在するのか?

メンテナンスフリーの外壁は存在するのか?

残念ながら、完全にメンテナンスフリーである外壁は、現実的には存在しません。

一般的に「メンテナンスフリー外壁」とは、メンテナンスの頻度が少なく、維持が比較的簡単な外壁材を指します。そのため、「一切メンテナンス不要」と考えてメンテナンスフリー外壁を選ぶと、後悔する可能性もあるでしょう。

しかし、メンテナンスフリー外壁を選ぶことで、手間やコストを大幅にカットすることは可能です。実際、メンテナンスフリー外壁を採用することで、一般的な外壁よりも塗り替えや補修の手間が大幅に削減されます。

メンテナンスをゼロにはできないものの、最小限の手間とコストで外壁をきれいに維持したい場合、メンテナンスフリー外壁は効果的な選択肢の1つだといえるでしょう。

メンテナンスフリー外壁の種類

メンテナンスフリー外壁の種類

メンテナンスフリーと呼ばれる外壁には、いくつかの種類があります。

それぞれの外壁材には、異なる特徴やメリット・デメリットがあるため、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶことが大切です。

ここでは、代表的な5種類のメンテナンスフリー外壁について、順に詳細を確認していきましょう。

サイディング

サイディングは、現在日本で最も普及しているメンテナンスフリー外壁の一つです。主に窯業系と金属系に分けられ、それぞれに異なる特徴があります。

窯業系サイディングはデザイン性が高く、さまざまな色や柄から選べる点で人気があります。一方、金属系サイディングは耐久性と断熱性に優れ、軽量であるため、施工が簡単である点が特徴的です。

ただし、サイディングの目地部分にはシーリング材が使用されているため、この部分の劣化に注意しなければなりません。定期的にシーリング材の補修をおこなうことで、外壁全体の耐久性を高められます。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、耐久性と耐食性に優れた、金属系のメンテナンスフリー外壁です。

アルミニウムと亜鉛の合金で構成されており、錆びにくく軽量であることから、モダンなデザインの家に多く採用されています。また、遮熱性が高いため、夏場の室温上昇を抑える効果が期待できます。

ガルバリウム鋼板は、メンテナンスの頻度が少なく済む外壁として人気がありますが、表面の傷やへこみに弱いため、施工時や日常的な扱いには注意が必要です。

タイル

タイル外壁は、耐久性と美観を兼ね備えた、高級感のあるメンテナンスフリー外壁です。

焼き物で作られているため、色褪せや劣化がほとんどなく、メンテナンスの手間が非常に少なくなります。また、防水性や耐火性にも優れており、長期的に建物を保護してくれます。

ただし、施工コストが他の外壁材に比べて高めである点や、経年に伴う目地部分の汚れや劣化には注意が必要です。

塗り壁(モルタル・セメント)

モルタルやセメントを使って施工される塗り壁も、人気のあるメンテナンスフリー外壁の1つです。

塗り壁を塗るには高い技術が求められ、職人が手作業で仕上げるため、刷毛によって生まれる独特の質感(テクスチャ)が魅力になります。ひび割れや汚れにも比較的強いので、長くきれいな状態を保ってくれます。

ただし、経年によって表面が乾くと、一部にひび割れが発生する可能性があるので、定期的な補修が前提となります。

レンガ

メンテナンスフリー外壁として、レンガは特におすすめしたい選択肢の1つです。

レンガは自然素材で作られていて、耐久性が非常に高いだけでなく、時間が経つほどに味わい深く質感を変化させていきます。

レンガは、防火性や断熱性にも優れており、長く快適に住むための外壁材として理想的です。また、塗装をしていないため、塗り替えや補修が不要なので、ランニングコストが抑えられる点でも優れています。

そのため、今ある外壁材の中では、レンガが最もメンテナンスフリーに近い存在だといえるでしょう。

外壁材ごとの特徴について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

>>外壁材はどう選ぶ?種類一覧とそれぞれのメリット・デメリットを解説

メンテナンスフリー外壁を長持ちさせるためのポイント

メンテナンスフリー外壁を長持ちさせるためのポイント

メンテナンスフリー外壁といえども、まったく手入れをしなくて良いわけではありません。しかし、いくつかのポイントを意識することで、外壁のメンテナンス頻度を大幅に減らし、長期間にわたって性能や美観を維持することが可能です。

ここでは、メンテナンスフリー外壁を長持ちさせるためのポイントを、4つご紹介します。

高性能塗料を使用する

多くのメンテナンスフリー外壁は、塗装に高性能塗料を使用することで、耐久性が格段に向上します。

たとえば、フッ素系塗料やシリコン系塗料は、紫外線や雨風に強く、塗り替えの頻度を減らす効果があります。特にフッ素系塗料は、10年以上の耐久性を持つものが多く、長期間外壁を美しく保てる点が魅力です。

また、光触媒や遮熱塗料などの特殊な塗料を使用することで、汚れがつきにくく、さらにメンテナンスの手間を軽減できるでしょう。

耐候性の高いシーリング材を使用する

サイディングなどのメンテナンスフリー外壁には、目地部分にシーリング材が使用されます。この部分が劣化すると、外壁全体の防水性が低下し、建物内部への水漏れリスクが高まります。

そのため、メンテナンスフリー外壁のシーリングには、耐候性の高いシーリング材を選ぶことがおすすめです。

高性能なシーリング材を使用すれば、10~15年程度メンテナンスが不要になることもあります。また、施工時にシーリング材の厚みや密着性を適切にしておけば、より劣化リスクを低減できます。

定期的に外壁の汚れを落とす

メンテナンスフリー外壁に付着した汚れを定期的に落とすことも、長持ちさせるためには欠かせません。

外壁材に汚れが蓄積すると、カビやコケが発生し、劣化が生じる原因になります。特に、日当たりが悪く湿気がこもりやすい箇所は、汚れが溜まりやすいため注意が必要です。

メンテナンスフリー外壁の汚れを落とす際は、家庭用の高圧洗浄機が便利です。高圧の水流を壁に当てることで、簡単に汚れを落とせます。

ただし、素材によっては高圧洗浄機が適さない場合もあるため、事前に仕様を確認することを忘れないようにしましょう。

技術力のある施工業者に依頼する

メンテナンスフリー外壁を長持ちさせるためには、家を建てる段階で、高い技術力を持つ業者に依頼することが非常に重要です。

施工の品質が低いと、塗料やシーリング材の性能を十分に発揮できず、結果的に外壁の劣化を早める原因になります。

信頼できる施工業者を選ぶ際には、過去の実績や口コミをチェックするほか、見積もり時に使用する材料や工法について詳細を確認することが大切です。また、施工後のアフターフォローがしっかりしている業者を選ぶと、長期的な安心感を得られるでしょう。

最もメンテナンスフリーに近い外壁「レンガ」での家づくりがおすすめ

最もメンテナンスフリーに近い外壁「レンガ」での家づくりがおすすめ

外壁のメンテナンスを最小限に抑えたいなら、最もメンテナンスフリーに近い「レンガ」を使った家づくりがおすすめです。

レンガの外壁は、耐久性に優れているだけでなく、塗り替えや大がかりな補修がほとんど必要ありません。そのため、定期的なメンテナンスをしなかったとしても、劣化するリスクが極めて少なく、マイホームを頑丈に守り続けてくれます。

一般的な外壁材は、年数が経つと色褪せや劣化が進み、美観を保つために定期的なメンテナンスが必要になります。

しかし、レンガは自然素材の特性により、風雨にさらされても質感や色合いが変化しにくく、むしろ経年とともに深まる風合いが魅力の1つになります。塗り替え費用が一切かからない点も嬉しいポイントです。

私たち「せらら工房」では、レンガを使用した家づくりを得意としており、高い施工技術で耐久性・デザイン性の両方を重視した住宅をご提供しています。

メンテナンスフリーの外壁を使った家づくりにご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

>>せらら工房の外壁メンテナンスフリーについて詳しくはこちら

せらら工房の手掛けたメンテナンスフリーのレンガの家の施工実例

最後に、せらら工房がこれまでに手掛けた、メンテナンスフリーのレンガの家の施工実例を2つご紹介します。

これからメンテナンスフリー外壁での家づくりを検討している方は、ぜひ参考になさってください。

メンテナンスフリーのレンガの家①

赤レンガを外壁に使ったレンガの家

こちらは、落ち着きと可愛さを合わせた印象の、赤レンガを外壁に使ったレンガの家です。

花壇もレンガ積みに統一し、一部に白レンガのアクセントを入れることで、大人可愛いカントリーハウスになっています。

1階は広々としたLDKを見渡せるオープンキッチンを採用

1階と2階にキッチンを配し、1階は広々としたLDKを見渡せるオープンキッチンを採用しています。

家の至るところに自然素材の木を張り巡らせ、温もり溢れるマイホームに仕上がっています。

メンテナンスフリーのレンガの家②

優雅さと温もりを併せ持った白レンガの家

こちらは、優雅さと温もりを併せ持った、青空が映える白レンガの家です。

白レンガは、レンガらしい素朴な風合いを感じさせつつ、洗練された印象も演出できます。こちらの家では、外構にも白レンガを多く使うことで、まるで海外の別荘のような雰囲気に仕上げています。

家の中の至るところにアイアンを採用

外門と揃えるように、家の中の至るところにアイアンを採用しています。これにより、何年経っても色褪せない、お気に入りの空間が実現されています。

まとめ

今回は、「メンテナンスフリーの外壁は存在するのか?」をテーマに、外壁の種類や、長持ちさせる方法などについて、詳しくご紹介しました。

結論として、完全なメンテナンスフリー外壁は現実的に存在せず、耐久性や美観を保つためには、定期的なメンテナンスが必要になります。

その中で、塗り替えや補修が不要で、最も手がかかりにくい素材としてはレンガが挙げられます。そのため、少しでもメンテナンスの手間を省きたい場合、外壁にレンガを採用してみてはいかがでしょうか。

今回ご紹介したことを参考にして、納得のいく外壁を見つけ出し、理想の住まいを実現させましょう。