階段や段差が少なく効率のよい動線をつくりやすいことや、見た目のおしゃれさや性能などから、近年では平屋に人気が集まっています。そんな中でマイホームを建てるにあたり「周りと被らないデザインにしたい」「高級感のある外観にしたい」とお考えの方には、レンガの家がおすすめです。
しかし、街を歩いていてもレンガの平屋を見かけることは少ないため、イメージも湧きにくいかと思います。
そこで本記事では、レンガの平屋について次のポイントを中心に解説します。
これから住宅の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
レンガの家とは、外壁や屋内の壁にレンガを用いた住宅のことです。見た目がおしゃれであることに加えて、高気密や高断熱、遮音性が高いなどのメリットがあります。一般的な2階建て住宅はもちろん、平屋のレンガ住宅も人気です。
見た目のおしゃれさや性能などから、「レンガの平屋」を検討する方は多いです。とはいえ、レンガの平屋はあまり見かけないため、イメージも湧きにくいでしょう。
ですが、広さやデザインなど一般的な平屋と同じように考えて問題ありません。あくまで「壁がレンガ」なだけであり、リビングや各部屋、水周り設備など、設備や使用は一般的な住宅と同じです。
レンガの平屋の広さは、一般的な平屋と同じように考えます。坪数の目安は次のとおりです。
1〜2人暮らし(子どもなし)の場合は、20坪前半でも余裕があるでしょう。子どもがいる場合は、25坪以上を見ておくのがおすすめです。
平屋は敷地が広くないと窮屈になってしまうとイメージされる方も多いかもしせませんが、上手に設計すれば開放感のある空間に仕上げることもできます。
ここでは、「平屋でもできるだけ広く見せたい」とお考の方に向けて、レンガの平屋を広く見せるポイントを解説します。意識したいポイントは次のとおりです。
平屋の間取りは、足し算ではなく「引き算」を意識するのがおすすめです。足し算とは、部屋をたくさんつくったり、設備を必要以上に増やしたりすることです。2階以上の住宅であれば「足し算」でも違和感なく暮らせますが、平屋だと狭く感じてしまいます。
そのため、必要以上に部屋を増やさない、仕切りを作らないなど「引き算」で考えましょう。平屋全体を「大きなワンルームの箱」と考えて、必要に応じて部屋や設備を作っていくイメージです。できる限りシンプルに考えることがポイントです。
「抜け」とは、家の端から端までの仕切りがなく、反対側の窓から外を見渡せる状態をいいます。この「抜け」があることで、リビングが広く感じます。
具体的には、LDK(リビングダイニングキッチン)をワンフロアにする、天井を高くして吹き抜けを作るといった工夫があります。平屋でも、空間をどう活用するかで広々とした住宅をつくれます。
間仕切りとは、固定の仕切りやオープンな仕切りなどを活用して、住宅の内部空間を仕切ることです。カーテンや回転壁、襖(ふすま)、障子、パネル間仕切りなどがあげられます。
たとえば、取り外しや移動のできるオープンな仕切りを設置すれば、広々とした空間を保ちながらも、プライバシーを確保できます。間仕切りを設置する際は、ライフスタイルに合わせた「導線」を意識するのがおすすめです。
平屋のリビングは、最低でも15畳の広さが必要とされています。15畳という広さは、日常生活を快適に過ごすことはもちろんのこと、定期的に家族や友人が集まることも踏まえて最低限必要なスペースです。
理想的な広さとしては、20畳あると良いでしょう。リビングが20畳あると、より開放感が増し、家族や友人が訪れてもゆったりと過ごせるでしょう。また、ワンサイズ大きな家具家電を設置できるため、さらに快適な生活を実現できます。
家具や家電のサイズや配置も、平屋を広く感じさせるために重要なポイントです。たとえば次のような工夫があります。
15畳のリビングに対して居住人数以上のソファやダイニングテーブルを設置すると、その分だけ空間が狭くなります。そのため、できるだけ家具家電をミニマムにしたり、多機能な家具を導入したりといった工夫が必要です。収納スペースを活用すれば空間全体がすっきりとします。
平屋のリビングに、屋根や天井に設置する「天窓」を取り入れるのも良いでしょう。天窓を設置することで自然光を取り入れられるため、空間全体が明るくなり、広く感じられます。他にも、プライバシーを守りながら光を取り入れられる、夜は星空を見られるなどメリットが多いです。
ただし、構造によっては掃除がしにくい、直射日光が入るため夏は室内が暑くなりやすいといったデメリットも考えられます。設置する場所や窓のサイズなどを慎重に検討することをおすすめします。
ビルトイン収納とは、建築時に「収納スペース」を壁に埋め込むことで、スリムな収納を可能にすることです。ビルトイン収納の例として。食洗機やオーブンレンジ、クローゼットなどがあげられます。
最初から収納用に壁を凹ませることで、空間全体がすっきりとします。平屋を広く見せたい方は、予算を踏まえたうえで、ビルトイン収納を導入してみてください。
レンガの家の平屋の価格はエリアや広さによって異なります。相場として坪単価は70万円程度とされており、30坪の場合は2,100万円です。建築価格は1,000万円〜5,000万円までと幅広い傾向があります。
ただし、昨今は木材をはじめ資材が高騰しているため、建築費用も高くなりがちです。ハウスメーカーや工務店としっかりと打ち合わせをしたうえで、目的や予算に合った平屋を建てましょう。
レンガの平屋を建てるメリットとして、次のメリットがあげられます。
レンガ住宅は、レンガ内部に鉄筋を通すため耐震性が高くなります。加えて、そもそもレンガは粘土や岩、水といった自然素材からできているため、紫外線に強かったり、カビや腐敗が起こりにくかったりと耐久性も高いです。
レンガは寿命も長く、メンテナンス頻度が少ないうえ、経年ごとに色合いや味が出てくるのもメリットです。
レンガは粘土や岩、水を練って焼き上げるため内部に細かな気泡が生まれ、それが空気の層になります。この生産プロセスから「高気密」「高断熱」を実現できる素材です。
レンガを外壁として利用すれば、無数の気泡が熱を吸収し、外部からの空気をシャットアウトしてくれます。これにより、暑い夏は涼しく、寒い冬は暖かい空間で過ごせるのです。
防音性に優れているのもレンガ住宅のメリットです。レンガは素材自体の密度が高いため振動を伝えにくく、外壁として利用すれば騒音を防げます。
電車の線路沿いや車の交通量が多い場所などでも快適に過ごせるでしょう。また、家の中の音が外に漏れる心配も少なく、小さい子どもやペットがいる家庭にもおすすめの素材といえます。
レンガの主な成分は「土」なので、耐火性も高いです。レンガの中でも、ピザの焼き窯などで利用される「耐火レンガ」を用いれば、非常に高い耐火性が期待できます。
また、外壁を全面レンガにすると、耐火性に強い住宅とみなされるため、火災保険料が安くなる可能性があります。
本記事では、レンガの家の平屋について、次のポイントを中心にお伝えしました。
レンガの平屋は、ワンフロアにどっしりと構えるため、2階建て以上の住宅と比べて重厚感があります。外壁をオレンジのレンガで覆えば、おしゃれな住宅に仕上がるでしょう。ぜひ本記事の内容を、ご自身の家づくりにお役立てください。
横浜市の工務店「せらら工房」では、神奈川エリアを中心にレンガ積みの注文住宅をご提案しています。おしゃれなデザインに加え、ZEHが標準仕様、耐震性や耐久性・耐火性に優れた100年暮らせる高性能住宅を実現します。
神奈川で平屋の注文住宅をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。