3年間レンガの家を支えてくれたレンガ職人の陳さんとしばらくお別れです。
16歳からレンガ職人を目指そうと弟子入りし、長年見習い期間を得て独立して25年。レンガのことに関しては知り尽くしている陳さんでも更に海外という国境を越えてレンガの仕事ができる。先進国の技術が学べる。自分の経験も何かの役に立ちたい。そんなことを国に帰る直前に話してくれました。
今の法律では3年間しか働けません。毎回、3年経つたびに彼達とお別れすることが辛いが、多くの仲間ができることで、いつか法律を変えて彼たちとまた一緒に仕事をしたい。そんなことを想いながら楽しみにその日を待ちます。
国境を越えて一緒に働ける仲間がいっぱいいるのは他の人には真似できない。私たちの特権です。
彼たちから学べることは素直に学び、教えられることもいっぱい教えてきました。特に陳さんは日本語もペラペラで現場の大工さん、職人さんたちと意気投合するくらい気の合った仲間になりました。
帰る前日には大工さん、職人さん、いろんな人が遠くからわざわざ寮にも遊びに来てくれました。
私も彼から多くのことを学んだことを大切にしたいと思います。
今まで仲良くしてくれた皆さんと一所懸命仕事をしてくれた陳さんに感謝です。
また逢う日まで楽しみにしてます。