9月に入りましたが、
防災の日も過ぎ、まだまだ暑い日が続く今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私自身、両親と同居していますが、最近の暑さは命の危険を感じます。
お年寄りは外に出れず、家の中で籠の中の取り状態!きっと世のご年配の方も夏は外出も減りつまらないのではないでしょうか?
【何のために家を建てるのか】
家を建てようと思ったとき、多くの方が「断熱は?気密は?間取りは?デザインは?」と考えます。
もちろん、それはとても大切なこと。けれど本当に忘れてはいけないのは―― 何のために、誰のために家を建てるのか という原点です。
私自身、十数年前に父がヒートショックで倒れたとき、「もっとあったかい家だったら…」と強く後悔しました。(幸い回復しましたが)
皆さんにとっての家とは、きっとこんな場所ではないでしょうか
ご主人が仕事で外にいても、大地震が来たときに奥様や子どもが安心できる場所。
おじいちゃん・おばあちゃんが、夏の暑さや冬の寒さを気にせず、穏やかに過ごせる場所。
家族が自然と集まり、笑顔が広がる場所。
共働きの奥様が、少しでも楽に家事ができるよう工夫された場所。
「とにかく家が欲しい」という方に、私は出会ったことがありません。
みなさんそれぞれに、大切な人の幸せを願って家を建てるのだと思います。
だからこそ、誰かの夢のために誰かが我慢する家づくりではなく、お互いを思いやれる家族のカタチ を探すことが大切なのです。
もちろん、家づくりには数値や性能の比較が欠かせません。
けれど、その前に――「家族のために、どんな暮らしを叶えたいのか」という想いがなければ、ただの数字の戦いに巻き込まれてしまいます。
家づくりは、人生の大きな節目であり、家族の絆を確かめ合う場でもあります。
すべての希望が100点満点で叶うわけではなくても、「一緒に考え、歩んだ時間そのもの」が最高の思い出になる。そう信じています。
契約優先の会社に誘導されるのではなく、そんな思いを大切にしてくれる会社や担当者に出会えることこそ、家づくり成功の一番の秘訣なのではないでしょうか。
この様なことは、営業トークとして理想を掲げ言うは易しですが、本心で考えて行ける仲間が多いのも私たちせらら工房の特徴の一つです。