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⚠️「坪単価」という言葉にご注意を! 家づくりの“危険なものさし”のカラクリ

1. 誰もが最初に聞く「坪単価はいくらですか?」の罠

私が住宅展示場で営業マンをしていた頃、お客様のほとんどが最初に口にされるのは、「おたくの坪単価はいくらですか?」というご質問でした。

しかし、この「坪単価」という言葉。一見、価格の目安として分かりやすそうに見えますが、実は**家づくりにおいて最も危険な“ものさし”**の一つなのです。

 

📌 かつての「どんぶり勘定」が生んだ言葉

「坪単価」は、昔、地域ごとの棟梁に「坪あたり◯◯万円で建てられる?」と気軽に相談していた、いわゆる“どんぶり勘定”の時代に生まれた言葉です。

棟梁は、その場で予算内に収めるために材料を調整したり、赤字になると追加費用をお願いしたり…。良くも悪くも曖昧な見積もりの時代には機能していたのかもしれません。

 

2. 今の時代の「坪単価」の落とし穴

現在でも「坪〇〇万円の家!」と宣伝する会社は多くありますが、ここに大きな落とし穴があります。

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🔍 会社によってバラバラな「定義」

実は、坪単価に明確な業界の定義はなく、各社が独自に計算・表現しています。

◆本体工事費だけを指しているのか?

◆オプションや付帯工事を含んでいるのか?

◆諸経費は含まれているのか?

この見積もりの項目・内訳が会社ごとにバラバラであるため、業界内にいても正確な比較は非常に難しいのが実情です。

💡 実際の事例 「他社より数百万高い」と言われた私共の見積もりを詳しく確認すると、実は付帯工事や設備が含まれており、トータルでは数百万安かったというケースもありました。見積もりの比較は、内訳の定義がないために見分けるのが本当に難しいのです。

 

📉 「安く見える」坪単価のカラクリ

その結果として、「坪50万円」と謳う会社の総額が、実際には「坪80万円」と表示する会社より高くなる、なんてことも珍しくありません。

また、知っておくべき坪単価の特性もあります。

◆建物が大きくなると安くなる: 基本設定の設備が同じ場合、建物が大きくなるほど、全体予算に占める設備の割合が少なくなるため、坪単価は下がる傾向があります。


 

3. 正しい家づくりは「総額」で計画する

家づくりの計画は、曖昧な「坪単価」ではなく、「総額」で行うのが正解です。どんな方でも、住まいに無限にお金をかけたいとは思わないはずです。

 

⚠️ 起こりうるトラブルとチェックポイント

「坪単価が安い」と思っても、契約後に費用が膨らむケースが多発しています。総予算計画書等で、以下の項目が**「(別途)」**表記になっていないか、金額が不自然に低くないか注意が必要です。

◆外構工事(別途)

◆エアコン(別途)

◆解体工事(別途)

安く見せるために項目だけにして、金額を入れていない可能性もあります。

 

✅ 契約前に確認すべきトラブル回避方法

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家づくりで後悔しないために、以下の様なトラブル事例を知り、担当者と一緒に一つひとつ確認し、納得して進めることが大切です。

  1. 契約後に追加費用が数百万円発生するケース 外構工事やエアコンなど、契約時の見積もりに含まれず「別途」記載されていたために、契約後に数百万円の追加費用が発生することがあります。契約前に「付帯工事」がどこまで含まれているかを必ず確認しましょう。

  2. 間取り修正で追加費用が発生するケース 間取りを確定した後に、構造計算や申請のやり直しが必要な図面修正を依頼した結果、追加費用が発生することがあります。特に耐震等級を維持するために梁補強が必要になるなど、設計上の制約も費用に関わってきます。設計初期にしっかりと要望を固めることが重要です。

  3. 減額調整のタイミングを逃すケース 「ここだけはこだわりたい」と要望を盛り込みすぎて予算オーバーしているにもかかわらず、担当者からの見積もり説明がぎりぎりまで遅れ、減額したくてももう変更できない段階まで進んでしまうことがあります。契約前に優先順位を明確にし、予算オーバーの際は早期に担当者と共有することが大切です。

  4. 設計の違いによる費用増を理解できていないケース 「同じ広さなら価格は変わらない」と思い設計を進めた結果、吹き抜け、凹凸の多い設計、小屋裏、中2階など、設計の工夫(仕様)により費用が大幅に増えてしまうことがあります。設計の仕様が費用にどう影響するかを担当者からしっかりと説明してもらい、理解した上で設計を進めましょう。


 

4. 坪単価が変動するのは「値上げ」ではない

家づくりの中で坪単価が増減するのは自然なことです。最初の話と最終的な坪単価が違うのは「値上げ」ではなく、「性能・構造・間取・仕様等が変わった」ことによるものです。

◆見える設備仕様は増やしがちですが、見えない性能面(耐震性や断熱性など)にどれだけ費用をかけるかこそ、長期的な暮らしのために大事です。

**「なぜ何が増えたのか」**を理解し、納得できる状態で進めることが、不安や問題が起きないコツです。

 

5. 世界でひとつだけの「我が家が一番」と言える住まいへ

「お金をかければ良い家になる」わけでも、「性能さえ良ければ満足できる」わけでもありません。

家を建てる目的は**「建てること」そのものではなく、その後の暮らしを実現すること**にあります。

大切なのは、担当者と一緒に一つひとつ確認し、「採用するもの」「我慢するもの」を納得して選ぶという、**納得の積み重ねの先に生まれる「唯一無二の住まい」**です。

◆「言われなかったから知らなかった――」

◆「言ってくれれば、この設備、採用したのに・・・」

そんな後悔を残さないために、これらの事をしっかりと説明してくれる会社・担当者を探すべきでしょう。

完成したときに、誰かと比較する必要もなく、「我が家が一番だ」と胸を張って言える住まいこそ、真の満足だと私たちは考えています。


 

■ せらら工房からのお知らせ:横浜市・神奈川県で理想の住まいを実現

せらら工房は、数字(坪単価)ではなく**“ご家族の幸せ”を軸にした家づくりを大切にする横浜市**の工務店です。

特に神奈川県横浜市注文住宅をご検討の方、高性能な健康住宅高気密高断熱住宅をお探しの方に、納得のいく家づくりを提供しています。

私たちは、地震に強い家としての構造はもちろん、外壁にはメンテナンスフリー外壁としても知られる本物のレンガの家を提供しています。この**レンガの家(神奈川県)**は、**塩害に強い家(横浜市・湘南鎌倉エリア)**としても実績があり、**レンガの家(東京)**方面からもご相談をいただいております。

お客様の理想を形にする神奈川のおしゃれ工務店として、横浜市で評判の良い工務店横浜の工務店で人気の高い工務店を目指しています。坪単価のカラクリを全て開示し、お客様が納得して家づくりを進められるようサポートいたします。ぜひ一度モデルハウスや見学会で、**性能住宅**のその違いを体感してみてください。

ご予約をお待ちしております。