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1200件の取材から見た日本の住宅事情

先週月曜日 欧瑠璃会の春の研修会がありました。
会場は厳かな雰囲気でみなさんの到着をまっています。

受付は、デザインセンター 加田さん、布川さん

今回の講師は 加藤大志朗様
    
     「1200件の取材から見た住宅事情」
というお話でした。

加藤様は、世界中の国をめぐっては、住宅がどのようになっているか?を取材されて
います。
その中で、特に日本の住宅について問題を投げかけていらっしいます。
というのも 東日本大震災の被災地にお住まいになっておられるからなのです。
復興もままならぬまま、今は新しい家を建てるための土地取得に奔走している住宅メーカー。
そして、これから建設ラッシュになるわけですが、売買価格を考え、建築費用を抑えた建物。
冬は家にいても寒い
夏は逆に暑い。
家の中の快適性はどこへ行ってしまったのか?
    「住宅会社は大きな家電メーカーと化してしまった」
設備は良くても、家そのものがもっているしっかりとした構造躯体、断熱は
どこへ行ってしまったのか? 心につきささるものがありました。
少子高齢化で日本人の人口は減っている。そんな中、過剰なる高度経済成長が
望めないとすると、年収の大幅アップは期待できない世の中になる。
だから、これからは
     1.二世帯住宅を建てる。
     2.老後の夫婦のために小さなしっかりとした家を建てる。
     3.性能強化(耐震・断熱)のリノベーション
この3つの選択肢の中から「家」を考えることが重要だというお話がありました。
私たちが20年前から模索してきた事が、ようやく世の中にあたりまえの事として
受け入れられようとしています。
但し、注意すべしは、きちんとした数値に基づいた施工を行っているかどうか?と
いう事です。
家は寒いもの みなさんがそう認識しています。だから今より少しでも暖かくなれば
それでいいと思われがち。でも比較するとまったく違うということに気づいている
お客様は 高性能住宅に実際に住んでいるお客様達だけです。
だからこそ、本当に失敗しない家づくりを一人でも多くのお客様にしてほしいと
願うばかりです。
ただ、加藤様も同じようなお考えで、大きな家電製品のような家をつくらないように
全国行脚し、お話をされているということでした、
ジャーナリストとして、自分の見てきたことを伝えたい。それが自分の使命だと
思っている。
そんな力強いお言葉を伺い、何とも暖かい気分になりました。
私たちのしてきたことも決して間違っていません。 その事に勇気と誇りももたせて
頂きました。
これから、家を建てようとご検討中のお客様にぜひ聞いてほしいと心からそう
思いました。