今朝のニュースで、沖縄の首里城が火災で全焼してしまうという非常に痛ましい報道がされていました。
火災の原因やスプリンクラー等の作動についての現場検証はこれからですが、
世界遺産でもあり沖縄の象徴ともいえる建造物の大損失は、半年前のノートルダム大聖堂の被害を思い出すようで、心から悔やまれます。
空気が乾燥してくる秋から冬は、特に火災の被害をよく聞きます。
ガスコンロや石油ストーブ、焚き火、たばこの不始末など、ちょっとした不始末が恐ろしい結果になります。
火災による被害をなくすためには、日頃から火災を発生させないよう注意するのは勿論ですが、
万が一出火したときにどのように行動すべきか覚えておくことも大切です。
特に、火よりも煙が危険です。
一酸化炭素などの有毒ガスが含まれますので、いざという時には注意が必要です。
火災に関係してですが、
先日、東京都公文書館を覗いていたら、明治時代に東京で「銀座煉瓦街の建設」という計画があったそうです。
つまり、東京の街を煉瓦の街にしよう!という計画です。
当時の東京は、狭い地域に木造家屋が密集しており、消火能力も未発達なので本当に火事の多い都市でした。
そのような悪循環を断ち切るため、明治5年(1872)に銀座から築地一帯を焼いた大火を契機として、
東京中の家屋をすべて不燃化都市しよう!という「銀座煉瓦街の建設」が実施されたようです。
ただ、煉瓦造りが異文化ということで懸念されたり、財政難もあり、その後立ち消えとなってしまったようです…
それでも、当時から火に強い煉瓦造りとして、普及していこうという動きがあったことに驚きました。
最近の台風や地震などもそうですが、
家族の命を守り、平穏に暮らすためにはもっと日本の住宅を進化させていかなくてはいけないと思いました。
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