私が大工から社内勤務になってから約一年半が経ちました。
社内勤務になってからも現場に行く機会が多々あります。
お客様の現場案内、現場パトロール、現場クリーンデーなど・・・
そのせいか未だに大工をしているような感じです。
先日も現場クリーンデーで現在緑区で建築中のO様邸に行って参りました。
O様邸を担当している菅原棟梁、現場に行くたびにいろんなお話をさせて頂いてます。
先日のお話の中でも菅原棟梁がこんな話をしてくれました・・・
若い大工を育てて一人前にするのは本当に大変なことだ!!
若い大工は少し仕事を覚えるとすぐに基本を忘れスピード、テクニックに走ってしまい、一つのことを完璧にする前にスピード、テクニックにはしってしまうとそれが習慣となり結局はすべてが中途半端になる、そのまま棟梁になって現場を担当して、それが最終的にはクレームとなり、クレームが評判となり、会社・自分を潰すことになる。
いい仕事をすれば、それも評判となり、お客様も会社も嬉しい!そしてまた自分に帰ってくる。
私も弟子入りをした時は何故親方はこんなにうるさく言うのかなとまったく理解出来ませんでした。
怒られる自分も大変だけど親方はもっと大変です。
親方の気持ちを理解するのは自分が棟梁になってからでした、自分にも弟子がつき、やっとどれだけ大変なことかわかりました。
うるさく言うのは少しでもいい仕事をしてほしいという気持ちです。
それがお客様の笑顔となるのです。
そんなことを菅原棟梁と話しながら少し懐かしくなった一日でした。