先日、世界建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの考えを勉強するため、
研修で名古屋の「オーガニックハウス」と、明治村の「帝国ホテル」に行ってきました！
もっと身近にフランク・ロイド・ライトの思想を取り入れた建物はないかな？
と思い調べてみると・・・
藤沢にありました！[#IMAGE|S6#]
うちから近い・・・！ということで、先日の休日に行ってみました！
それが、『旧近藤邸』。
設計は遠藤新という、フランク・ロイド・ライトのお弟子さんです。
ライトの思想を受け継ぎ、帝国ホテルを完成させ、
日本の生活と風土に合わせた独特の様式を編み出しました。
ちなみにこちらも遠藤新の設計です。
●進士さんのブログ・・・「自由学園明日館 講堂（1921年竣工）」／東京都豊島区
●前粟蔵さんのブログ・・・「加地邸（1928年竣工）」／神奈川県葉山町
この「旧近藤邸」は、
関東大震災の直後の1925年（大正14年）、藤沢市辻堂に建てられて、
その後、1981年3月、藤沢市民会館の前庭に移築されたようです。
移築されたとはいえ、建ててから９０年もの歳月が経っています。
帝国ホテルにもあった、大谷石の暖炉です。
なんとなく、帝国ホテルと似た雰囲気です。
確かに、経年変化はありますが、趣のある雰囲気で、なんだか落ち着きます。
古いけど、古臭さを感じません。
中は喫茶店にもなっています。
フランク・ロイド・ライトならではのサッシの幾何学模様が特徴的です[#IMAGE|S5#]
一棟一棟が単純な「建物」ではなく、丹精を込めた「作品」として、
世代を超えて、後世に残っていく住まいって素晴らしいですね。
日本の住宅は２０～３０年で建て替えるのがほとんどですので、
長持ちして、快適な住まいを今後も提供していきたいと思いました。
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