「大地震が来た時に海外のレンガの家のように崩れて危険では無いですか?」
このようなご質問をいただくことが多いですが、地震大国日本でも耐えられる強度に改良いたしました。
1回目阪神淡路大震災の100%の加震
2回目阪神淡路大震災の150%の加震
3回目新潟中越沖地震の120%の加震
4回目新潟中越沖地震の70%の加震
木造軸組工法の住宅に1,200℃の高温で焼いたセラミックレンガを1つ1つ丁寧に手積み。
レンガの内部を鉄筋を縦横隅々に組むこませ、本体にがっちり固定。
地震によって最初に崩れやすい壁と壁が接合するコーナーは特別補強の金物を20か所入れ強化。
木造軸組み+鉄筋レンガ積みのW構造だからこそ、震度6の地震でもヒビ1つ入らない住宅が完成しました。
地震に強い家かどうかを測る基準の一つが「耐震等級」です。
東日本大震災では、耐震等級3の家はほとんど倒壊しなかった
というデータもあります。
せらら工房の家は、最高レベルの耐震等級3が標準仕様。
安心の家づくりで、ご家族の命を守ります。
防火性能試験の前に、検体煉瓦の含水率をチェック。
検体に水を含ませるなどの試験データのごまかしがないかを厳しくチェックします。
建築基準法で定められている“準防火地域内にある建物の「延焼の恐れのある部分」は防火構造とする”という規定に関し、レンガの効能についてきちんとした裏付けをとるための実験を行い、その結果驚くべき事実が判明しました。
実験は通常火災を想定し、大きさが約3メートル角の実物大試験体を加熱温度曲線により加熱して、30分間、室内側に火災の噴出が無く(遮炎性)、室内側壁面温度上昇が平均で140度、最高で180度を超えないことと、構造体の収縮量が1/100以下(構造安全性)満足することを試験で確認することでした。
ステップ1
前もって制作したレンガの外壁(試験用の実物大外壁パネル)を実験場に設置。防火性能試験の前に、検体に水を含ませるなど試験データのごまかしがないか含水率を厳しくチェックします。
ステップ2
一気に900℃まで加熱できる溶鉱炉にレンガの構造躯体をはめ込みます。レンガの壁は一体どうなってしまうのか?
ステップ3
溶鉱炉の中は真っ赤に燃えていき、どんどん温度は上昇。溶鉱炉の側にはガラス越しに熱風が来て数秒も立っていられないような熱さです。
ステップ4
点火5分後には釜の中の温度は約600℃まで上昇。しかし、断熱・耐火レンガの表面はまだ約50℃。
10分の1以下にもなっていません。断熱・耐火レンガの内側(室内の壁になる内装面)の温度はなんと16〜17℃を保ち続けました。
ステップ5
900℃まで加熱後、加熱器から検体を外し、サーモグラフで測定します。
レンガの中心は278℃まで上昇し表面は白くなっています。近づくと熱風が当たり、側までとても近づけない状態。対してレンガの裏側のボードの表面温度はなんと16℃を保っています。手で触っても少し暖かいだけで、断熱、耐火レンガがいかに熱を通さないかが実証されました。
ステップ6
さらに翌日、レンガの状態にどれだけ影響が出ているか確認。レンガを外し、構造の内側を見てみます。レンガの内側は少し隙間があるだけですが、次に貼られている防水紙は全く焦げもせずにそのままの状態で残っていました!そのボードを外した次にあるのは、断熱材の発泡ウレタン。こちらも最初の状態のまま残っている!では、次にある構造材は?というとここもきれいな木の部分がそのままです!
ステップ7
試験後のレンガは、石工さんが使う石ノミで何度たたいてもわずかしか割れません。強度が増しているのがよくわかります。表面的には同じ様なレンガでも、釜で焼いたレンガは、表面がセラミック状になって非常に固いことが実証されました。普通は石などでもノミを入れると気持ちよくパカッと割れてしまうところ、何度たたいてもピクリともしませんでした。
レンガの家は900℃近い熱もシャットアウトします。
隣接する住宅が万が一火災になったとしても、レンガの壁の裏側は2℃しか上がりません。
家の構造体や断熱材を守ることができます。
レンガの壁が基礎から自立し、鉄筋コンクリートのような役割を果たす構造のため、建物そのものの強度を高めています。
壁を支える柱や梁がなくなっても、レンガの壁だけが自立しているほどの強度を保ちます。
ビルを壊す重機でも容易に進まず、普通の住宅に比べ多くの手間と費用が発生します。
ステップ1
解体前の住宅のお写真
ステップ2
ビルを壊す重機を用いて強引に下から崩していきます。
ステップ3
縦横のレンガがしっかりとレンガを固定して一体化しています
ステップ4
粘り強く一体化した壁はしっかりと自立し落下してきません