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地震発生後に起こる火災、レンガの外壁は900℃近い熱の90%をカット

防火性能試験の前に、検体煉瓦の含水率をチェック。
検体に水を含ませるなどの試験データのごまかしがないかを厳しくチェックします。

防火性能試験のようす

建築基準法で定められている“準防火地域内にある建物の「延焼の恐れのある部分」は防火構造とする”という規定に関し、レンガの効能についてきちんとした裏付けをとるための実験を行い、その結果驚くべき事実が判明しました。

実験は通常火災を想定し、大きさが約3メートル角の実物大試験体を加熱温度曲線により加熱して、30分間、室内側に火災の噴出が無く(遮炎性)、室内側壁面温度上昇が平均で140度、最高で180度を超えないことと、構造体の収縮量が1/100以下(構造安全性)満足することを試験で確認することでした。

ステップ1

前もって制作したレンガの外壁(試験用の実物大外壁パネル)を実験場に設置。防火性能試験の前に、検体に水を含ませるなど試験データのごまかしがないか含水率を厳しくチェックします。

ステップ2

一気に900℃まで加熱できる溶鉱炉にレンガの構造躯体をはめ込みます。レンガの壁は一体どうなってしまうのか?

ステップ3

溶鉱炉の中は真っ赤に燃えていき、どんどん温度は上昇。溶鉱炉の側にはガラス越しに熱風が来て数秒も立っていられないような熱さです。

断熱・耐火レンガ性能実験

ステップ4

点火5分後には釜の中の温度は約600℃まで上昇。しかし、断熱・耐火レンガの表面はまだ約50℃。
10分の1以下にもなっていません。断熱・耐火レンガの内側(室内の壁になる内装面)の温度はなんと16〜17℃を保ち続けました。

ステップ5

900℃まで加熱後、加熱器から検体を外し、サーモグラフで測定します。
レンガの中心は278℃まで上昇し表面は白くなっています。近づくと熱風が当たり、側までとても近づけない状態。対してレンガの裏側のボードの表面温度はなんと16℃を保っています。手で触っても少し暖かいだけで、断熱、耐火レンガがいかに熱を通さないかが実証されました。

ステップ6

さらに翌日、レンガの状態にどれだけ影響が出ているか確認。レンガを外し、構造の内側を見てみます。レンガの内側は少し隙間があるだけですが、次に貼られている防水紙は全く焦げもせずにそのままの状態で残っていました!そのボードを外した次にあるのは、断熱材の発泡ウレタン。こちらも最初の状態のまま残っている!では、次にある構造材は?というとここもきれいな木の部分がそのままです!

試験後のレンガは、石工さんが使う石ノミで何度たたいてもわずかしか割れません。強度が増しているのがよくわかります。表面的には同じ様なレンガでも、釜で焼いたレンガは、表面がセラミック状になって非常に固いことが実証されました。普通は石などでもノミを入れると気持ちよくパカッと割れてしまうところ、何度たたいてもピクリともしませんでした。

レンガの家は900℃近い熱もシャットアウトします。
隣接する住宅が万が一火災になったとしても、レンガの壁の裏側は2℃しか上がりません。
家の構造体や断熱材を守ることができます。