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レンガの家は暑い? 涼しい? 冬寒い? レンガの家のプロが解説

レンガの家は暑い? 涼しい?  冬寒い? レンガの家のプロが解説

マイホームを建てるにあたって、レンガの家を選択肢に加えている方も多いでしょう。レンガの家は丈夫かつおしゃれなので、近年では非常に人気が高まっています。

しかし、レンガの家を建てるにあたって、「夏は暑いのでは?」「冬は寒くないの?」といったように不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論から言うと、もちろん工法や建て方によりますが、レンガの家は夏涼しく、冬は暖かい快適な建物と言えます。
この記事では、なぜレンガの家が夏暑くないのかについて、詳しく解説していきます。

また、それ以外のレンガの家のメリットやデメリットについてもご紹介するので、これからレンガの家を建てるか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

そもそも「レンガの家」とは

「レンガの家」とは、外壁などの素材にレンガを用いた家のことです。
レンガは、数千年前にメソポタミアなどで既に存在したとされ、建築物に使用されてきました。人類の歴史の中でも古い時代から利用されている建築材料で、現在も世界の様々な国で使用されています。

レンガは非常に頑丈な素材なので、レンガの家は100年以上長持ちするといわれています。
また、耐熱性や耐火性にも優れているので、万一の災害などに見舞われた場合でも、他の建物に比べて高い堅牢性を持っています。
レンガの家は一般的な家に比べて、見た目にも非常におしゃれです。そのため、近年ではマイホームをレンガで建てる人が増えています。

レンガの家は暑い? 涼しい?  冬寒い? レンガの家のプロが解説。そもそもレンガの家とは。

伊勢原市 レンガの家の施工実例

 

日本とレンガの家の相性は?

レンガの家というと、ヨーロッパなどの海外のイメージが強いかもしれませんが、日本の気候とも非常に相性が良いです。
レンガは蓄熱性が高いため、外の暑気や冷気を吸い取ってくれます。そのため、夏には涼しく冬には暖かいという、理想的な室内環境が実現します。

また、レンガは塩害にも強い素材なので、海辺に建てる際にも安心です。そのため、夏は暑く冬は寒い島国日本において、レンガは非常にメリットの多い建築素材だといえるでしょう。

 

レンガの家は夏でも暑くない!その理由とは

レンガの家を検討する際、「夏は暑いのではないか」と不安に感じる人も多いでしょう。
しかし実際のところ、レンガの家は夏でも暑くありません。
そのため、夏場が暑くなりやすい地域でも、快適に過ごせます。

ここでは、なぜレンガの家が暑くないのか、その理由について、せらら工房のケースで詳しく確認していきましょう。

レンガの家は夏でも暑くない、その理由とは。

横須賀市津久井 レンガの家の施工実例

 

暑くない理由① レンガ独自の断熱性の高さ

レンガの家が暑くない1つ目の理由は、レンガ独自の断熱性の高さによるものです。
レンガは内部に多数の空気穴を持つ多孔質素材で、外の暑気をそこに吸収してくれます。そのため、外気の暑さを家の中に伝えずにシャットアウトしてくれるのです。

もちろん、この特徴は暑い夏だけでなく、寒い冬にも有効です。冬には冷たい外気をレンガがガードしてくれるので、春夏秋冬、常に快適な温度で過ごせます。

 

暑くない理由② 遮熱通気工法との組み合わせ

レンガはただでさえ断熱性に優れた素材ですが、遮熱通気工法と組み合わさることで、さらに暑さに強くなります。これがレンガの家が暑くない2つ目の理由です。
遮熱通気工法では、太陽から放射される熱を、アルミやウレタンフォームなどの遮熱シートで反射させます。これにより、太陽光で室内が暑くなるのを防げます。

また、壁面などの断熱材の外側に通気層を設けることで、外の暑さの影響を受けにくくします。これは夏の暑さはもちろんですが、冬の寒さにも高い効果を発揮します。

 

暑くない理由③ すき間が少なく気密性が高い

レンガの家が暑くない3つ目の理由は、すき間が少なく気密性が高い点にあります。
レンガの家というと、1つひとつのレンガにすき間があるように感じる人も多いでしょう。しかし、実際はモルタルなどですき間をしっかり埋めているので、レンガは他の素材と比べても高い気密性を誇ります。

また、近年のレンガの家では、外壁の内側にある躯体を木造で作る二重構造になっているので、より気密性が高くなっています。
実際、弊社「せらら工房」の建てるレンガの家は、次世代省エネ基準の10倍以上という、高い気密性を実現しています。

 

レンガの家のメリットは 夏は涼しく冬は暖かいことだけではない

以上見てきたように、レンガの家は夏暑いどころか、むしろ夏は涼しく冬は暖かい点がメリットです。
しかし、レンガの家には他にもたくさんのメリットがあります。
ここでは、レンガの家の代表的な3つのメリットについて、詳しく確認していきましょう。

レンガの家は暑い? 涼しい?  冬寒い? レンガの家のプロが解説。レンガの家のメリットは夏は涼しく冬は暖かいだけではない。

横浜市神奈川区 レンガの家の施工実例

 

メリット① 耐久性が高い

レンガの家のメリットとして、耐久性が高い点が挙げられます。
日本の家づくりでよく使われる木材は、経年によって収縮や膨張をするため、長年住み続けると家に歪みが生じる可能性があります。また、丈夫さに定評のある鉄筋コンクリートも、経年でヒビ割れなどの劣化が生じます。

その一方、レンガは暑さや寒さ、雨などにさらされても変質せず、長くその形を保ち続けます。そのため、レンガの家は100年以上長持ちするといわれ、何代にもわたって住み続けられるのです。

 

メリット② 外壁のメンテナンスが不要

レンガの家は、外壁のメンテナンスをしなくてよい点も、大きなメリットでしょう。
通常、家の外壁には塗装を行うので、景観を保つためには、数年に1回など定期的に塗装の塗り直しが必要となります。
その一方、レンガは基本的に塗装せずにそのまま使うので、定期的な塗装の塗り直しは要りません。
また、風雨や紫外線にさらされても素材が変質せず、カビなども発生しにくいです。

そのため、長年メンテナンスフリーで使い続けられます。
長年使い続けたレンガは、劣化はせずに風合いが増していくので、住めば住むほど愛着が湧いてくるでしょう。

 

メリット③ 耐震性が高い

レンガの家は、耐震性が高い点も大きなメリットです。
レンガというと、「大きな地震などで崩れてしまうのではないか」と不安に感じる人も多いでしょう。
確かに、昔のレンガの家は地震に弱いものも多かったのですが、近年ではレンガ内部に鉄筋を通す技術が確立されたり、また、せらら工房の場合は木造軸組工法で建築しているため、耐震性が著しく高くなっています。

1つひとつに鉄筋の通ったレンガを、モルタルなどでさらに固定させることで、木造や鉄筋コンクリートなどに勝るとも劣らない、耐震性の高さが実現されています。

>> 耐震実験動画はこちらから

 

メリット④ デザイン性が高い

レンガの家のメリットとして、デザイン性が高い点も挙げられます。
レンガを使用した外壁は、見る人にレトロな印象を与えます。それに加え、日本の建築としてはまだまだ少数派なので、レンガを使っているだけで、こだわりのある家に見えます。

また、一括りにレンガといっても、赤レンガや白レンガなどの種類があり、アイデア次第で色々なデザインを楽しめます。玄関アプローチなどの外構や、部屋の内装にもレンガを使うなどの応用もでき、デザインする楽しみを味わえるでしょう。

 

レンガの家づくりで後悔しないために対策したいデメリット

レンガの家には、以上見てきたように多くのメリットがありますが、同時に注意すべきデメリットも存在します。
ここでは、代表的な2つのデメリットについて、詳細を確認していきましょう。

レンガの家は暑い? 涼しい?  冬寒い? レンガの家のプロが解説。レンガの家で後悔しないために対策したいデメリット。

横浜市栄区 レンガの家の施工実例

 

デメリット① レンガの蓄熱性で夏の夜間は暑くなる可能性がある

レンガの家は、夏の夜間は室内が暑くなる可能性がある点がデメリットです。
レンガは蓄熱性が高い素材であるため、夏の暑い外気を吸収し、日中は室内を涼しく保ってくれます。
しかし、約8~10時間ほどでその暑い空気が放出されるので、夜間に日中の暑気が室内に入ってきてしまう可能性があります。

そのため、レンガ造りの家を中古で購入する際などは注意が必要です。
新築で建てる場合であれば、遮熱シートや断熱シートをしっかり入れ、空調や通気に気をつけることで、この問題を解決することができます。
これらの対策を適切にしてもらえるよう、レンガの家を建てる際は、十分なノウハウを持つ施工会社に依頼しましょう。

 

デメリット② 一度完成したレンガの家はリフォームが難しい

レンガの家には、完成後にリフォームするのが難しいというデメリットもあります。
先述の通り、レンガの外壁は100年以上住み続けられるほど丈夫な点がメリットです。しかし、それは裏を返せば、後から一部を取り壊したり、間取りを変えたりするのが難しいということでもあります。

そのため、レンガの家を新しく建てる場合は、ライフスタイルや家族構成が変わっても使えるよう、流行にとらわれず、使い勝手のよい間取りを提案してくれる施工会社に依頼することが大切です。

 

夏は涼しく冬は暖かいレンガの家の施工実例

ここからは、横浜を中心に多くのレンガの家を建築する「せらら工房」が手掛けた、夏は涼しく冬は暖かいレンガの家の施工実例をご紹介します。
これからレンガの家を建てようか検討している方は、ぜひ参考にしてください。

レンガの家は暑い? 涼しい?  冬寒い? レンガの家のプロが解説。レンガの家の施工事例をご紹介。

横浜市都筑区 レンガの家の施工実例

 

施工実例① 太陽の光に満ちた安らぎの空間

こちらの実例では、外壁に赤レンガを使用したレンガの家を建てています。
しっかり断熱対策が施されているため、暑い夏も涼しく快適です。

また、床暖房の機能が付いているので、冬場はフローリングにじかに座っても、まるで足湯につかっているかのように快適に過ごせます。

レンガの家は暑い? 涼しい?  冬寒い? レンガの家のプロが解説。やすらぎの空間のあるレンガの家の施工事例。

横浜市都筑区 レンガの家の施工実例

リビングは開放感のある吹き抜け構造になっています。日差しが明るく差し込む空間の中で、一家団欒の時間が楽しめます。

レンガの家は暑い? 涼しい?  冬寒い? レンガの家のプロが解説。解放感のある吹き抜け構造のあるレンガの家の施工事例。

逗子市 レンガの家の施工実例

 

施工実例② 吹き抜けのあるレンガの家

こちらの実例は、海辺の湘南の街にたたずむ白レンガの家です。
もともと白レンガは、冬向きのイメージのある赤レンガに対して、夏に涼しさや爽やかさを感じさせる素材として生まれました。

また、レンガは塩害にも強い特徴があります。そのため、陽光がたくさん降り注ぐ海辺には、ぴったりな素材だといえるでしょう。

レンガの家は暑い? 涼しい?  冬寒い? レンガの家のプロが解説。吹き抜けのあるレンガの家の施工事例。

逗子市 レンガの家の施工実例

内装は、無垢の床にしっくいの壁と、自然素材にこだわってつくられています。リビングには吹き抜けが設けられているため、明るく開放感にあふれる空間に仕上がっています。

 

まとめ

今回は、レンガの家が夏暑くない理由や、その他のメリット・デメリットについて、詳しく確認してきました。
レンガは断熱性の高い素材なので、遮熱通気工法など現代的な技術で建てることで、夏は涼しく冬は暖かい、快適な空間に仕上がります。
今回ご紹介したことを参考に、1年中過ごしやすいレンガの家で、理想のマイホームを建ててみてください。

弊社「せらら工房」では、横浜市を中心に、100年経っても安心して住める本物のレンガ積みの家を数多く手がけています。
施工実例を実際にご覧いただけるモデルハウスもご用意しておりますので、レンガの家にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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