横浜市で新築住宅を検討中の方の中には、レンガの家に興味をもつ方も多いでしょう。レンガの家には、耐震性能が高いことや外壁のメンテナンスがほぼ必要ないことなど、さまざまな魅力があります。
今回は横浜市で新築住宅を建てる方に向けて、レンガの家とほかの住宅との違い・メリットなどを紹介します。横浜市でレンガの家を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
「レンガの家」は、名前のとおりレンガを主要な建材として使用した家です。レンガは焼き固めた粘土から作られています。その耐久性と美観から、古くから世界中の多くの地域で建築材料として利用されてきました。
レンガの家は独特の風合い・優れた断熱性能により、快適な居住空間を提供します。また、レンガは自然素材であるため環境に優しく、健康に配慮した住まいづくりを実現できる点もメリットです。ただし、レンガの家を建てる際には専門的な技術が必要となるため、技術力が高く、信頼できる業者に依頼することが重要です。
レンガの家とほかの住宅との違いについて、以下の3点から解説します。
レンガの家と木造住宅との最大の違いは、建材にあります。木造住宅は、木材を主要な建材として使用します。木材は自然素材であるため温かみのある雰囲気を持ち、湿度調整能力に優れています。
しかし、木造住宅は経年劣化があるため定期的なメンテナンスが必要です。一方、レンガの家はレンガを主要な建材として使用します。レンガは耐久性・耐火性に優れているため、長期にわたって住み続けることが可能です。
RC（鉄筋コンクリート）住宅は、鉄筋とコンクリートを主要な建材として使用します。地震・火災に対する耐性が高く、大規模な建築物に適しています。
しかし、RC住宅はコストが高く、内部のレイアウト変更が難しいという欠点があります。定期的なメンテナンスが必要となる点もレンガの家との違いです。
鉄骨住宅は、鉄骨を主要な建材として使用します。メリットとして、建材が軽くデザイン性が高い、間取りの自由度が高く大きな空間を生み出しやすい、リノベーション・リフォームに対応しやすいといった点が挙げられます。
一方で、鉄骨住宅には断熱性・遮音性が低いというデメリットがあります。冷暖房の効率が悪くなるため光熱費がかかったり、音が漏れないようにテレビ・オーディオなどの音量にも注意が必要だったりします。
住宅に使われるレンガの種類として、大きく以下の3つが挙げられます。
アンティークレンガは、古い建物を解体したときにしか入手できない本物の古レンガです。長い歴史を経て現代によみがえる風格と、味わい深い景観・ぬくもりが特徴です。
アンティークレンガは独特の風合いと歴史的な魅力から、住宅の外壁・庭の装飾・インテリアとしても人気があります。それぞれが異なる形状と色合いをもつため、個性を活かしたデザインが可能です。
オーストラリアレンガは、高品質と美しい色合いが特徴のレンガです。オーストラリアでとれる天然粘土を超高温で焼き上げて作られ、ぬくもりを感じる天然の色合いと、時を経るごとに深まる味わいが魅力です。
オーストラリアレンガは、その耐久性や美しさから、住宅の外壁・庭の装飾に広く使用されています。自然な色合いは、自然環境と調和する美しい景観を作り出します。
ベルギーレンガは、豊富な色のレパートリーやデザイン性に富んだ仕上がりで人気を博しているレンガです。ベルギーで生産され、日本国内でも比較的安価に入手できます。
ベルギーレンガは大きさの割に軽量で、品質にもばらつきがないことからDIYによく用いられています。表面がデコボコしていて柔らかな質感をしており、色も豊富なことから個性的な建築デザインに多く用いられています。
外壁にレンガを利用するメリットとして、以下の4つが挙げられます。
現代の技術で建てられるレンガの家は、鉄筋コンクリート造などと比べても遜色のない耐震性能を備えています。
せらら工房では、レンガ内部に鉄筋を通して固定し、それぞれ微妙に形のちがうレンガの隙間をモルタルで埋めることで強度を高めています。また、昔から日本の住宅に用いられ、地震に強いといわれている木造軸組工法を構造部分に用いることで、耐震等級3という高い耐震性を実現しています。
レンガの家は素材自体が非常に高い耐火性能を持っています。レンガは製造過程で高温で焼き固められるため、火災に対して非常に強い耐性を持つ点が特徴です。
レンガの家は木材のように燃え移る心配がなく、火災が発生した場合でも拡大を防ぎやすいメリットがあります。断熱性も高く、家全体の温度上昇を抑えやすい点もメリットです。
レンガの家は耐久性の高さから、100年以上にわたって住み続けることができるといわれています。外壁がレンガの場合は劣化がほとんどないため、塗り替え・張り替えなどのメンテナンスが必要ありません。むしろ、自然な経年変化によって、より魅力的な美しさが増していきます。
また、長期的な視点でみると、メンテナンス費用が大きく抑えられるレンガの家は、ほかの住宅に比べてコストの面でも優れているといえます。
レンガの家は気密性・断熱性が高いため、一年を通じてどの季節でも快適に過ごすことができます。レンガは熱を伝えづらい特徴があるため、外気の影響を最小限に抑えられます。
せらら工房では、外断熱と内断熱を組み合わせた施工により、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境を実現します。一年を通して室内の気温差を小さく保てるため、冷暖房効率がよくなり、光熱費削減につながるメリットもあります。
レンガの家のデメリットは、おもに以下の2点です。
高い強度・耐震性をもつレンガの家は、それゆえに大規模なリフォームが難しいケースもあります。間取りを変更したり、増築したりといったリフォームは、レンガの頑丈さがかえってデメリットになってしまうためです。
このように、レンガの家は気軽にリフォームすることが難しいため、検討される際にはデザインや間取りを慎重に決めることが重要です。
レンガの家を建てるためには、レンガの取り扱いに精通した職人の技術が不可欠です。レンガの家は、木造や鉄筋コンクリート造よりも施工が難しいため、一般的なハウスメーカーでは対応が難しく、施工を断られることもあります。
レンガの家の仕上がりは、職人の腕によって大きく左右されます。レンガの家を建てる際は、施工実績と技術力を備えた、信頼できる業者を選びましょう。
レンガの家の価格相場は、一般的に坪単価で約70万円です。しかし、この価格はあくまで一般的な目安であり、建築する家の設計・仕様・選ぶレンガの種類や品質・施工業者によって、費用は大きく変動します。
レンガの家の初期投資は、一般的な住宅よりも高額になります。しかし、100年もつといわれる耐久性やメンテナンスの容易さから、将来的にはコストを低く抑えることができます。レンガの家を建てる際には、建築費用やアフターサービスについても検討した上で、もっとも信頼できる施工業者を選びましょう。
ここでは、横浜市にあるレンガの家の施工事例を3つ紹介します。
白いレンガが、家全体を明るい雰囲気に演出しています。白レンガと綺麗な緑があいまって、玄関先がとても爽やかな印象をあたえてくれます。
2階の広々としたリビングは、間接照明にもこだわり、小さなコンサートホールのような空間に仕上げています。
色とりどりの花とガーデニングの緑が、白いレンガにとても映える家です。エントランスは階段とスロープの2方向の動線があり、高齢者にもバリアフリーで暮らしやすい設計です。
1階は、ダイニングとリビングがひと続きになった開放的な空間で、大きな窓からはお庭を眺められます。
緑とアイアンの門扉が映える外観が、穏やかで落ち着いた印象のレンガの家です。室内は自然素材に包まれた大空間で、居心地のよさに満ちたLDKに仕上げています。
白い壁と濃いブラウンの梁は、メリハリのある上品さを演出しています。
おしゃれなレンガの家を建てるポイントとして、以下3つが挙げられます。
耐久性に優れたレンガの家を建てる際には、長期的な視点をもってデザインを考えるのが重要です。レンガの家は、美しさと風格を長期間にわたって保つことができます。流行に左右されない、飽きることのないデザインを選ぶのがおすすめです。
また、独特の風合いと歴史的な魅力から、個々のレンガが持つ個性を活かしたデザインも可能です。理想とするデザインを明確にし、施工業者に相談しましょう。
レンガの家を美しく演出するには、外観と調和する内装を選ぶことがポイントです。選ぶレンガよっても外観の雰囲気は大きく変わってくるため、内装も外装にあわせてコーディネートを考えるとよいでしょう。
たとえば、重厚でシックなイメージのレンガを用いた外観であれば、落ち着いたマホガニー素材の家具や上品な大理石を使用するなど、シンプルで洗練された内装がおすすめです。
レンガの家を建てるには、豊富な施工実績、確かな技術力をもつ施工業者を選ぶことが必要です。また、レンガの扱いに精通した職人の存在も、同じように重要です。
確かな実績と技術をもつ業者を選べば、選択できる設計や内外装も幅広くなり、自分が理想とする住宅を建築しやすくなります。また、メンテナンス・アフターケアなどサポートが充実していることも加えて検討しましょう。
レンガの家は、美しい外観と長く住み続けられる耐久性で、人気のある住宅のひとつです。レンガの家を建てるには、専門的な技術と実績をもつ業者を選ぶことが重要です。また、頑丈なレンガ造りの家は、間取りの変更や増築などの大規模なリフォームが難しいため、設計やデザインは、長く住み続けることを考えて検討しましょう。
レンガの家の建築費用は、一般的な住宅よりも高額になることが多いです。しかし、高い耐久性・高気密・高断熱という特徴をもつレンガの家は、メンテナンス費や光熱費を考えると、コストパフォーマンスに優れているといえます。
レンガの家を検討されている方は、今回紹介した内容をぜひ参考にしてください。横浜で理想とするレンガの家を手に入れましょう。
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