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高気密・高断熱の家ならレンガの家!メリット・デメリットをご紹介

新築住宅を検討中の方で「高気密・高断熱というキーワードが気になっている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。高気密・高断熱の家には多くのメリットがありますが、実際に建てるにあたって注意すべき点もあります。

今回は高気密・高断熱の特徴や、メリット・デメリットを中心に解説します。高気密・高断熱の家を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

高気密・高断熱の家とは?

近年、省エネルギーで快適な住環境を実現できるということで、高気密・高断熱の住宅が注目されています。高気密・高断熱の住宅をそれぞれ簡単に説明すると、以下のようになります。

高気密住宅 壁や天井の隙間を小さくして外気が入らない構造になっている住宅
室内の温度を一定に保ちやすいことが特徴
高断熱住宅 夏の暑さや冬の寒さを室内に入らないように遮る仕様となっている住宅
夏は涼しく、冬は暖かことが特徴

高気密・高断熱住宅については、国が明確に定める基準はありません。だたし、気密性や断熱性を示す数値が存在しており、断熱性を示す数値に関しては政府が推奨している省エネ住宅の基準にも使われています。

気密性・断熱性の性能を表す数値(値)と基準は以下のとおりです。高気密・高断熱の家を検討する際の参考にしてください。

気密性能を表す数値
C値(シーチ)
C値は、建物全体の隙間の量を数字で表したもので、C値が低い家ほど気密性能が高い。
国は省エネ基準としてC値を採用していないが、鳥取県では1.0以下を省エネ基準として設定している。
断熱性能を表す数値
UA値(ユーエーチ)
UA値は「外皮平均熱貫流率」のことで、家の断熱性能を評価するための数値。UA値が小さいほど断熱性は高い。 建設物省エネ法の改正により、2025年以降に家を建てる場合、UA値0.87以下を満たさなければならない。

高気密・高断熱住宅は、環境に配慮しながら健康的な生活空間を実現することができます。また、初期費用こそ高めにはなりますが、光熱費の軽減できることや家屋の寿命が長いことを考えると、費用対効果は高くなります。以上のような理由から、高気密・高断熱住宅はこれからの時代にあった住宅だといえるでしょう。

 

高気密・高断熱の家のメリット

ここでは、高気密・高断熱の家のメリットを5つ挙げて説明します。

  • 光熱費の節約につながる
  • ヒートショックを防止できる
  • 建物が劣化しにくい
  • 防音性に優れている
  • 室内で洗濯物がよく乾く

それでは、これらのメリットについて具体的にみていきましょう。

 

光熱費の節約につながる

高気密・高断熱住宅の最大のメリットは、光熱費が大幅に節約できることです。気密性・断熱性の高さにより外気の侵入を抑えられるため、室温が変化しにくく、冷暖房効率がよくなります。その結果、エアコンやヒーターの使用量が減り、電気・ガス代の支出を抑えることが可能です。

初期費用はかかりますがランニングコストを抑えることができ、環境にも優しい住居です。政府による住宅支援制度の対象となるケースもあるため、補助金を受けるチャンスがあることもメリットのひとつです。

 

ヒートショックを防止できる

ヒートショックとは、気温の急激な変化によって引き起こされる心臓や血管の疾患のことです。高気密・高断熱住宅では住宅内での温度差が小さくなるため、ヒートショックのリスクが大幅に低減されます。

気密性・断熱性の低い住宅では、場所によって気温差が生じる場合があります。「リビングは暖かくても、お風呂やトイレは寒い」などは代表的な例です。特に高齢者は体温調節機能が低下しているため、暖かい場所から寒い場所へ急に移動することでヒートショックを起こしやすく、十分な注意が必要です。高気密・高断熱住宅に住むことで、ヒートショックを未然に防ぐことができます。

 

建物が劣化しにくい

高気密・高断熱住宅は、結露によるカビの発生や木材の腐食がおこりにくいため、建物の寿命が長いといわれています。

断熱性が低い住宅は、気温の低い季節に壁面温度が低下して結露が起きやすくなります。結露が発生すると、壁や天井などに水分がたまり、カビが発生しやすくなります。また、長期間放置すると木材が腐食してしまいます。

一方、高断熱住宅は壁面温度が下がりにくく、結露のリスクが格段に低くなることがメリットです。高気密住宅では外気の出入りが最小限に抑えられており、外部からの湿気の流入も防ぐことができます。結露が発生する要因を減らすことでカビ発生のリスクも下がり、建物の劣化を防ぐことができます。

 

防音性に優れている

高気密・高断熱住宅は、外壁・断熱材の2重構造により優れた防音性を実現しています。騒音による生活の質の低下を防いで、静かな環境を保てる点がメリットです。

気密性・断熱性が低い住宅の場合、外部の騒音が簡単に室内に侵入してしまいます。そのため、道路の交通音・近隣の生活音などが気になりがちです。なかでも都心部や交通量の多い地域では騒音も日常的で、深刻な問題でもあります。

高気密・高断熱住宅では、窓・ドアなどからの音の出入りをシャットアウトできます。外壁に吸音性・遮音性に優れた断熱材が使われているため、外部の騒音を低減しながら室内に侵入するのを防いでくれます。

 

室内で洗濯物がよく乾く

高気密・高断熱住宅は、外気温だけではなく湿気も遮断するため、室内でも洗濯物がよく乾くというメリットがあります。

雨の日でも住宅内に湿気が入ってこないので、晴れた日と同じように洗濯物を干すことができます。高気密住宅には24時間換気システムが備わっていることが多く、エアコンや空調なども使用すれば自然な空気の流れをつくれるため、生乾きなどの心配がありません。

 

高気密・高断熱の家のデメリット

高気密・高断熱の家のデメリットとしては、以下の2つが挙げられます。

  • 建築費用が高め
  • 室内が乾燥しやすい

これらのデメリットについては、事前に対策を講じておくとよいでしょう。

 

建築費用が高め

高気密・高断熱住宅の代表的なデメリットは、一般住宅にくらべると建築費用が高めであることです。まず、高断熱化のために外壁・天井・床などに高性能な断熱材を使用する必要があります。たとえば、発泡ウレタンなどの断熱材や、気密性を高めるために使用される気密建具は通常の資材より高価になります。

さらに、高気密・高断熱住宅には24時間換気設備が不可欠です。全館空調システムと組み合わせた、常に換気と温湿度管理のできる仕組みが必要とされます。

このような資材や設備の導入には、ある程度の初期費用がかかります。高気密・高断熱住宅を希望する方は、工務店に見積もりを依頼して、予算について十分に検討しておきましょう。

 

室内が乾燥しやすい

高気密・高断熱住宅のもうひとつのデメリットは、室内が乾燥しやすいことです。高気密で外気や湿気の出入りが抑えられているため、湿度が下がりすぎることがあるからです。

湿度が低すぎると、のどの渇きや皮膚の乾燥、静電気の発生など、生活上にさまざまな影響があらわれます。そのため、高気密住宅では加湿対策が重要です。加湿器の設置など、積極的に室内の湿度管理をおこなう必要があります。

 

高気密・高断熱の家で後悔しないためのポイント

高気密・高断熱の家で後悔しないためのポイントとして、以下の2点が挙げられます。

  • 換気システムを導入する
  • 技術力の高い工務店に依頼する

高気密・高断熱の家を検討している方は、これらのポイントを意識しましょう。

 

換気システムを導入する

高気密・高断熱住宅では、適切な換気システムの導入が必須です。24時間換気システムを設置しないと、室内が過度に乾燥したり、ハウスダストなどが滞留してしまったりする恐れがあります。

換気システムがあれば、高気密・高断熱住宅のメリットを最大限に生かせます。健康で快適な空気環境を実現でき、高い住環境性能を長期にわたって維持することが可能です。

 

技術力の高い工務店に依頼する

高気密・高断熱住宅を建てるうえで、最も重要なのは工務店の選びかたです。高い技術力と確かな経験を持つ工務店に依頼しないと、理想の住宅を実現できない可能性があります。

高気密・高断熱住宅の施工はミリ単位の精度が求められるため、熟練した技術が必要とされます。さらには、高気密・高断熱に関する豊富な知識も不可欠です。たとえば、換気設備の設計をする場合、家全体の気密性・断熱性・部屋数・広さなどを総合的に判断し、最適な換気システムをプランニングする必要があります。

確かな技術と経験・知識をもつ工務店を選ぶにあたっては、ホームページなどで施工実績を確認し、高気密・高断熱に対する取り組みをチェックしておくとよいでしょう。

 

高気密・高断熱ならレンガの家がおすすめ

高気密・高断熱の住宅であれば、レンガの家がおすすめです。レンガは素材自体の気密性・断熱性が高い特徴があります。

通常の住宅で高気密・高断熱化するよりも、施工のコストパフォーマンスが良いともいわれています。

 

レンガの家は断熱材要らずの高気密・高断熱の家

レンガの家は、高気密・高断熱住宅の選択肢としても最適です。レンガ自体が優れた断熱性・気密性を備えているため、断熱材を必要とせず高い省エネ性能を発揮できるからです。

一般的な木造・コンクリート住宅では高断熱化を図るため、壁・天井に発泡スチロール・グラスウールなどの断熱材を使用します。しかし、レンガの家の場合は素材自体の断熱性が高いため、断熱材を使う必要がありません。

レンガは、焼成時に生まれた無数の気泡が断熱層となり、熱の伝導を妨げる働きをします。さらに、レンガには細かな隙間がほとんどないため、気密性にも優れています。

このように、レンガは断熱性・気密性の両面で抜群の性能を発揮します。レンガを外壁に使えば、ほとんど手間をかけずに高気密・高断熱住宅を実現できることは大きな利点です。

また、レンガの家は耐久性・耐火性にも優れ、経年劣化があまりみられないことも魅力のひとつです。そのため、メンテナンスの費用も一般住宅よりも抑えることができ、長期的に見れば、十分にコストパフォーマンスが高い住まいとなります。

快適な暮らし・環境負荷の低減を両立できる選択肢としても、レンガの家はおすすめです。

 

レンガの家の施工事例

レンガの家の施工事例として、以下の3つを紹介します。

  • 三角屋根のレンガ積みの家
  • くつろぎの時間が流れる自然素材の家
  • 家族の気配を感じるレンガの家

 

三角屋根のレンガ積みの家

三角屋根のレンガ積みの家

引用:レンガの家の施工事例

淡い色のレンガの外観に太陽光パネルを設置し、見た目も家計にも優しい住宅に仕上げています。

自然素材の木材を使い温かみのある居住空間

引用:レンガの家の施工事例

自然素材の木材を各箇所に使い、温かみのある居住空間を実現しています。

 

くつろぎの時間が流れる自然素材の家

くつろぎの時間が流れる自然素材の家

引用:レンガの家の施工事例

上品なだけでなく、周囲の景観にも馴染むおしゃれなレンガの家です。

内装には自然素材をふんだんに使用している

引用:レンガの家の施工事例

内装には自然素材をふんだんに使用しているのが特徴です。木のぬくもりと心地よさでリラックスした空間に仕上げています。

 

家族の気配を感じるレンガの家

家族の気配を感じるレンガの家

引用:レンガの家の施工事例

ブラウンのレンガを使用した、上品で重厚感を感じさせる外観が印象的です。

開放感あふれる清々しい空間

引用:レンガの家の施工事例

吹き抜け部分を2階とつなげており、開放感あふれる清々しい空間になっています。

 

まとめ

高気密・高断熱の家は、快適で省エネな暮らしを実現できる優れた住宅です。建物の外気や湿気の出入りを最小限に抑え、断熱性を高めることで冷暖房の使用負荷を大幅に軽減できます。結果として光熱費の節約につながり、環境にも優しい住まいとなります。

なかでも、レンガの家は費用対効果よく高気密・高断熱を実現できるため、よい選択肢のひとつとなるでしょう。

高気密・高断熱住宅の施工には、高い技術力と豊富な知識が求められます。高気密・高断熱住宅を建てる際は、多くの施工実績をもつ技術力の確かな工務店に依頼することをおすすめします。

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